12月
02
2016
大変ご無沙汰してしまいました。
気が付けば12月…。昨年事務所を移転し、どんな一年になるかと心配しましたが、たくさんの問い合わせを頂き、多くの方との出会いがありました。本当に感謝!です。
ところで、昨日の中日新聞に障害年金についての記事が載りました。これは、多重債務者や貧困の問題に取り組む法律家らでつくる「全国クレサラ生活再建問題対策協議会」の社会保障問題研究会による障害年金についての無料電話相談です。愛知は私も参加させて頂きますので、お気軽にご連絡下さい。ただ、電話が一回線にしかないので、通じない時は、時間をあらためてかけて頂けると助かります。
障害年金は、病気やケガが障害状態にあるため働けない、日常生活も援助が必要な方のための生活保障です。ぜひ皆さんに障害年金の制度を知って頂き、明日への第一歩として頂きたいと思います。
さて、今日は出張です。勉強会に行って来ま~す!
【PDF】2016.12.1 中日新聞
12月
31
2015
あっという間に大晦日。
一年間、お世話になった皆様、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
平成27年は、仕事の面では変化の年であり、多くのことを学ばさせて頂きました。来年は今年の経験を十分に発揮できるよう、頑張りたいと思っています。
障害年金は生活保障です。受給要件をクリアすれば誰もが持つ権利です。
まだまだ知られていない制度ですので、来年はもっと障害年金を知って頂けるよう、情報を発信していこうと思っています。
皆様、良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願い致します。
12月
01
2015
今日から12月。11月もあっという間に終わってしまいました。この時期、お問い合わせも少なくなるような気がしていたのですが、有難い事に大変多くのご依頼を頂きました。ありがとうございます。
昨日、無事月末が終わり、ホッとしています。
ところで、先日、漫画家の水木しげるさんが93歳でお亡くなりになりましたね。
水木しげるさんの幸福の七ヶ条をご覧になったことがありますか?
1.成功や栄誉や勝ち負けを目的にことを行ってはいけない。
2.しないではいられないことをし続けなさい。
3.他人との比較ではない、あくまで自分の楽しみを追及すべし。
4.好きの力を信じる。
5.才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
6.怠け者になりなさい。
7.目には見えない世界を信じる。
私はこの七ケ条を読むと、なんだかホッとします。
好きだな~、楽しいな~、興味が持てるな~と思うことをやれていれば、そんなに頑張らなくてもいいんだよ。っと言われているような気がします。
なかなか自分が好きなことを見つけるのは難しいですが、日常生活や仕事の一部分でも当てはめてみればいいと思います。とはいえ、私も昔は、こうしなくちゃ!こうすべき!と、ただ、目標を達成することが目的になっていて、その結果について認めて欲しい(評価されたい)と思っていました。
でも、今は、出来ることをやってみよう!それなりに楽しもう!と切り替えています。それは、今の仕事が好きになったからかもしれません。仕事ですから、すべてが好きとは言い切れませんが、部分部分、自分の中でワクワクしたり、じわっと達成感がこみ上げてきたり。そうなると、あまり周りの評価とか気にならなくなりますし、いろんな面でハードルを下げると、とっても楽になります。
怠け者になりなさい。
水木さんは、若いときは、怠けてはだめ。中年を過ぎたら愉快に怠けるクセをつけるべきです。と言ってます。愉快に怠けるって表現、とても素敵ですよね。
気持ちを楽にいきましょう!○○すべきなんてないんです(^^)/
10月
21
2015

お天気の良い日が続きますね。
ちょっとお肌の乾燥が気になります…(-_-;)
事務所を移転して一か月ちょっと。やっと落ち着いて来ました。


小さな小さな事務所なんですが、たくさんのお花を頂戴致しました。
緑とお花に囲まれると何とも言えないやすらぎを感じます。ありがとうございます(^o^)
今年も後2か月半。前進あるのみ!
頑張ります!
10月
20
2015
ここ最近、素晴らしい秋空が広がっていますね。
ところで先週の木曜日、厚労省での「精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域格差に関する専門家検討会」に行って参りました。その前の週も東京出張で、予定、詰めすぎてしまったな~と思ったのですが、出席してよかったです。
この障害年金の認定の地域格差については、前から問題になっていました。私も愛知県以外のお客様からの依頼があると、この県はどうなんだろう?と考えてしまします。それ自体おかしいことですよね。
この検討会では、等級判定のガイドラインや総合的な評価についても様々な意見が出ました。その中で、就労状況についてどう判断するか?との議題で、構成員の一人の方が、「知的障害、統合失調症は、一見、働けているように見えるが、継続して働けているのは、障害の状態であるということを認識して、障害年金を受給し、生活が安定するから働ける。彼らは精神安定剤ではなく、生活安定剤が一番欲しいと言っている」っと発言されていました。
私は、特に知的障害の方の就労については、そのご家族のサポートは本当に大変で、毎日同じリズムで、いつでも助けることができる状況を作っています。障害があっても、社会に係わるということに重きを置いて、小さい頃からどうしたら社会との繋がりが持てるのだろうと真剣に子育てされています。「働けている」っといっても、家族、地域、職場のすべてにサポートがなければ、働くことは出来ません。しかも、障害年金の診断書は、単身で生活した場合、日常生活はどうなのかということを記載してもらうことになっていて、様々なサポートの元に働いていても、日常生活では出来ないことが多いのが、知的障害だと思います。構成員の方の意見が今回のガイドラインにしっかりと反映されるといいなと思いました。
現在、再審査請求で抱えている案件も、まさにこの状況で、公開審理でしっかりと訴えたいと思います。
9月
30
2015
寒くなってきましたね。朝は割と強い私ですが、だんだんと起きるのが辛くなってきました。
中学生の長女はお弁当を楽しみにしてくれているため、なんとしてもお弁当だけは…(>_<)っと鞭打って早起きしています。
ところで、明日から被用者年金一元法が施行されます。障害年金については、今まで国、地方、私学共済組合の組合員の方は、在職中は支給停止されるため、受給権はあるがもらっていなかった、また、全く知らなくて請求していなかった方も多いと思いますが、この10月1日からは在職中でも障害年金が受給できます。
公務員の方は障害を持った方も積極的に採用されているので、この改正で障害年金を受給される方は多いのではないかと思われます。障害年金は所得保障ですので、各共済組合の休職の仕組みや給与の支払い方などもどんどん変わってくることでしょう。
障害年金はあらゆる傷病に適用されますので、まだ請求されていない共済組合の方、当事務所にお気軽にご相談下さい。
9月
27
2015
ずいぶん涼しくなりましたね。こんな時期は寝冷えに注意。夏の疲れも溜まっていますし、風邪には気を付けて下さいね。
ところで、この度、9月11日より中区栄から金山にお引越しを致しました。個人情報保護の事やJR、名鉄、地下鉄が通っているので、相談に来て下さる方の利便性を考え、思い切って金山に決めました。春から引っ越しが完了するまで本当に忙しく、やっと仕事が落ち着いて出来るようになって来ました。特に金山に縁があったわけでもないので、これから近所を散策したいなっと思っています。
ブログも更新したいと思っていましたが、お陰様で大変多くの方からご依頼を受けていたことや、移転の事でクタクタになっていました。すみません…。
ところで、今日は、この夏、とても印象深い再審査請求の処分変更についてお話します。
最初はお父様からの相談で、日常生活の様子や幼少期の話を聴くと、知的障害があるのかもしれないと感じました。しかし、ご両親は、明るくてとてもかわいらしい性格の子供だったため、ずっとその子の成長を寄り添って見守って来ました。ただ、相談に来る前からふらっと出て行ってしまったり、精神的に安定せず、アルバイトでさえも短期間で辞めざるを得なくなるため、将来を心配して事務所を訪れてくれたのです。
私も何とかしなくてはとの思いで、まずは、愛護手帳の取得を勧めました。結果手帳を取得することになり、手帳の診断書を書いて下さったドクターに障害年金の診断書の作成も依頼しました。しかし、後から手帳を取得したことについて、お母様が涙を流したという話を聞いて、胸が締め付けられる思いでした。
かなり長い時間をかけての請求の結果は、不支給。審査請求も棄却。いずれも、IQの数値が影響していました。しかし、ごく簡単な足し算が出来る程度、幼少時からお友達とうまくコミュニケーションが取れず、単純な仕事でさえ、続かない。日常生活のすべてにおいてご両親が付きっきりで援助をしているのに、なぜ自立出来ると言えるのでしょう…。
再審査請求では、具体的に説明しようと準備万端でしたが、公開審理に出ることなく、処分変更となり、お父様にうれしい報告をすることが出来ました。最初にご本人にお会いした時は、みんなに迷惑を掛けているのかもしれないと大粒の涙を流していましたが、結果の後にお会いした時は、笑顔でしっかりとした目で私を見てくれたことがとても印象に残りました。
私は、障害をお持ちの方でも、何らかの形で社会と繋がることは本当に大切なことだと思っています。繋がっていくためには、何らかの下支えは必要ですし、その一つが障害年金です。
この結果が、今後のステップに役立ってくれることを心から願い、これからも陰ながらずっと応援していこうと思いました。
4月
19
2015
今年の春は、雨が多いですね~。こんなに雨が降る春、記憶にないです。
それにしても、この年度末から年度始まりにかけて、なんだかバタバタでした。ブログも更新出来ず…。トホホ(>_<)
お天気も良くないし、これはちょっと気分を変えないと乗り切れない!と思い、人生で初めてバッサリとショートカットにしました!とっても楽ちんでさっぱり。もっと早く切ればよかったぁ。
明日から4月勝負の後半2週間!気分一新、さっぱり、すっきりで頑張ります(^_^)/
2月
05
2015
まだまだ寒い日が続きますね。冷え症の私には堪えます(>_<)
ところで、1月4日の中日新聞に「障害年金審査漏れの恐れ」という記事が載り、認定医一人あたりの年間の審査件数が最大で14.4倍の開きがあると載っていました。この数字を見ると愕然としますね。神奈川県ですと、一人当たり1154件。じっくり審査できているのか甚だ疑問です。愛知県も認定医一人あたり517件。これは単純に割っているだけだと思いますので、請求の多い精神疾患は果たしてどうなのか…。
1月29日の中日新聞の社説には地域によって認定の基準が違うとの指摘がされていました。特に精神障害と知的障害が不支給の割合の地域格差を生み出しているとの記事が載っていましたが、この件についてはずいぶん前から障害年金を扱う社会保険労務士の間では話題になっています。全国の社労士が集まる障害年金の研修時に、○○県では、どうでしたか?なんて会話は普通にされます。でも、これって実際おかしいですよね。
愛知県は、平成25年度から特に精神・知的障害に関してはぐっと厳しくなったというか、単純に線引きされているように思えてなりません。平成23年の知的障害の専門家会合で、「障害等級」と「日常生活能力の程度」の相関性や認定基準がしっかり明記されたはずなのに、地方独自に判断されてしまっている気がします。
特に知的障害は、小さい頃からの生活、教育環境で社会に出た時の状況は全く違います。公平に審査され、その方の自立に向けての第一歩となる障害年金であって欲しいと切に願います。